ほねやすめ安原です。
水頭症の手術後の方が来院されました。全身いろいろなところの症状がありました。
水頭症
―――以下引用文―――水頭症の術後、腰痛・膝痛・しゃがめない 動画
水頭症(すいとうしょう)とは、脳脊髄液の産生・循環・吸収などいずれかの異常により髄液が頭蓋腔内に貯まり、脳室が正常より大きくなる病気である。脳脊髄液による脳の圧迫が、脳機能に影響を与える。
主な3つの症状
1、歩行障害
歩行が不安定になります。足が上げづらく、すり足になり、歩幅も小刻みになります。そして足を広げて歩くようになることが特徴です。特にUターンするときによろめきが強く転倒することがあります。障害が強くなると、第一歩が出ずに歩き始められなくなったり、起立の状態を保持できなくなります。三徴候のうち最も改善の得られる症状です。歩行障害が初期症状としてあらわれることが多いとされています。
- 小刻み歩行(小股でよちよち歩く)
- 開脚歩行(少し足が開き気味で歩く)
- すり足歩行(足が上がらない状態)
- 不安定な歩行(特に転回のとき)
- 転倒する
- 第一歩が出ない(歩きだせない)
- 突進現象(うまく止まることができない)
2、認知症
自発性がなく、思考や行動面での緩慢さが目立ちます。日課としていた趣味や散歩などをしなくなるといったことが起こり、物事への興味や集中力をなくしてもの忘れも次第に強くなります。
- 集中力、意欲・自発性が低下
- 趣味などをしなくなる
- 呼びかけに対して反応が悪くなる
- 一日中ボーっとしている
- 物忘れが次第に強くなる
3、尿失禁
トイレが非常に近くなったり、我慢できる時間が短くなったりします。歩行障害もあるために間に合わなくて失禁してしまうこともあります。
- 頻尿(トイレが非常に近くなります)
- 尿意切迫(我慢できる時間が非常に短くなります)
- 尿失禁
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この方も不安定な歩行やあたまがぼーっとするなどの症状が現れていました。
腰椎あたりから腸に管を通して溜まった脳脊髄液を流すような手術をされています。
前屈したり、しゃがんだりができない状態でした。
いろいろと検査をして、施術に取り掛かりました。ひとまず座った状態で全体のバランスを整えて、再度
立ってもらって検査したところ、さっそく大きな変化が出ました。
前屈としゃがむ動きがさっそくできました、これには本人もびっくり!!
すでに歩行も少し安定していました。肩・首の痛みもかなり軽減。
ここまで3分程度。
ここからベッドでの全体施術。
管も入っていますから当然ながら強い力は加えると危険です。
いつも通りソフトな刺激で背骨全体を調整して、腹部、頭がい骨の調整をし、15分程度で施術終了。
この段階で最初に測っていたあたまのサイズにかなり変化があり小さくなっていました。
さっそく立ってもらって動きの検査をしました。
前屈もしゃがむのも、歩行もかなり改善。
顔色もよくなっていました。
こういう症状もからだ全体の循環を改善すればよくなる可能性があります、あきらめずご相談いただければ
お力になれると思います。
